DIYや手作り工芸には欠かせない接着剤。
しかし、使いたいと思った時にキャップが固まってしまい、開けるのが難しいことがよくあります。
特に、長期間使われずに保管されていた接着剤は、キャップの周りに乾燥した接着剤が固まってしまいがちです。
この記事では、初心者の方でも手軽に試せる、固まった接着剤のキャップを開ける方法を分かりやすく解説します。
固まった接着剤のフタを開ける方法！
接着剤を使用しようとしたとき、フタが硬くて開けられないことがありますよね。
そういった厄介な状況に遭遇した際の対処方法をこの記事で詳しくご説明します。
固まったボンドの蓋を開ける便利な方法
ボンドの蓋が固くて開けられない時、効果的な開け方を試してみましょう。
直接手で開けようとすると力が入りにくく、開けづらいですから、次の方法をお試しいただくことをお勧めします。
湿らせた布を使って蓋を開ける
湿らせた後によく絞った布を蓋に巻き付け、その布を使って蓋を回してみてください。
布の摩擦力を利用することで、蓋がスムーズに開きやすくなります。
ゴム手袋を活用して開ける
ゴム手袋を着用すると、滑りにくくなり、蓋をしっかりと掴むことができます。
ゴム手袋が手元にない場合は、蓋に輪ゴムを巻き付けることで似た効果が期待できます。
重要なのは、滑らないようにして力をしっかりと蓋に伝えることです。
ジャムの瓶を開けるときと同じ感覚でトライしてみてください。
接着剤の蓋が開かないときの温め方での解決策
接着剤の蓋が乾燥により固まってしまうことがありますが、温めることで柔らかくして開けやすくする方法があります。
ぬるま湯を利用する方法
蓋部分を約50℃のぬるま湯に5分から10分程度浸すと良いでしょう。
温度が高すぎると容器が変形するリスクがあるため、適温を保つことが重要です。
湯から取り出した後は、布で蓋を慎重に回して開けてみてください。
ヘアドライヤーで温める方法
ヘアドライヤーを使って蓋を温めることも一つの手です。
1分から2分程度、温風を蓋に当てて接着剤を柔らかくします。
これにより、蓋がスムーズに開くようになります。
接着剤の蓋が開かない時の工具を使った開け方
もし布や温める方法で接着剤の蓋が開かなかった場合、工具を使って開けてみるのも一つの方法です。
ただし、容器を傷つけないように、力の加減には注意が必要です。
ペンチやハサミを使用して開ける
ペンチを使って蓋の外側をしっかりと掴み、ゆっくりと回してみてください。
このとき、特にプラスチック製の容器を使用している場合、力を入れすぎると容器が割れる恐れがあるため、注意が必要です。
また、ハサミの持ち手を使うと、力が均等に分散されるため、より開けやすくなります。
水や油を活用して接着剤の蓋を開ける方法
もし手元に工具がなくても、水や油を使って接着剤の蓋を開ける方法があります。
ただし、水を使う場合は、蓋が開いた時に接着剤が薄まってしまう可能性があるため注意が必要です。
ぬるま湯を使って柔らかくする
蓋と容器の接合部をぬるま湯に数分間浸すと、乾燥して硬化した接着剤が柔らかくなり、蓋が開けやすくなることがあります。
油を用いた潤滑方法
蓋の接合部にサラダ油やオリーブオイルを少量塗り、しばらく放置します。
油の潤滑作用により、蓋がよりスムーズに開きやすくなります。
開けられない蓋に対する最終対策：切断の検討
もし他の方法を試しても蓋が一向に開かない場合は、蓋を切り取るという最終手段も考えられます。
しかし、この方法は容器を破損させ、次回以降の使用に影響を与える可能性がありますので注意が必要です。
蓋を切断する際は、その接着剤をこの使用で使い切るか、新しいものを購入することを決めてから行いましょう。
接着剤をさらに使用する予定がある場合は、切り口をラップなどでしっかりと密封し、空気の侵入を防ぐようにしてください。
歯で接着剤の蓋を開けるのは避けましょう
たまに、接着剤の蓋が開かず、つい歯を使って開けようとする人がいます。
しかし、この行為は口の中に接着剤が入る可能性があります。
また、歯を使用すると怪我をする恐れもあります。
より安全な方法として、適切な道具を使って蓋を開けることを推奨します。
歯を使うという方法は避けるべきです。
接着剤の蓋の固着を防ぐコツ
接着剤の蓋が固着してしまうのはよくある問題ですが、適切な予防措置を取ることでこの問題を避けることができます。
以下に有効な方法をご紹介します。
使用後の拭き取り
接着剤を使った後は、容器の口元と蓋を乾いた布や少し湿らせたティッシュで丁寧に拭き取りましょう。
蓋が固着してしまう主要な原因は、接着剤が蓋と容器の間に漏れ出て固まることです。
この少しの手間で、固着を防ぐことができます。
保管方法の工夫
接着剤はできるだけ立てて保管するのが良いでしょう。
これにより、蓋部分に接着剤が溜まりにくくなります。
引き出しに横にして保管すると、他の物に押し潰されて接着剤が漏れ出し固まる可能性があります。
蓋周りをキレイに拭いた後、可能であれば容器を逆さまにして保管することをおすすめします。
まとめ
接着剤の蓋が開かないのは一般的な問題ですが、対策としては布やゴムを使った滑り止め、温めて蓋を柔らかくする方法、工具を使用する方法などがあります。
どの方法を試す場合でも、力を入れすぎずに注意深く行うことが重要です。
また、使用後は接着剤の管理をしっかりと行うことで、次に蓋が固まるのを防ぐことができます。
何か問題が生じた際には、この記事を参考にしてください。
