なぜ村上開新堂のクッキーはこんなに人気なのか?その魅力に迫る!

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創業から150年、日本の伝統を守り続ける洋菓子店・村上開新堂。

この店は、日本で初めて日本人によって設立された洋菓子店として、東京で営業を開始しました。

その多様な商品群の中でも、特にクッキーの入手が困難であるとよく言われています。

事実、予約してから実際に手元に届くまでには、1年近い時間を要することが少なくありません。

では、村上開新堂の洋菓子がなぜこれほどまでに愛されるのか、その理由を詳しく探りながら、熱心なファンの期待に応える方法や、どのようにして商品を購入できるのかも探ってみました。

村上開新堂のクッキーの魅力とは何か?

村上開新堂のクッキーの魅力とは何か?

村上開新堂のクッキーは、創業から一貫して職人の手作りにこだわっており、その品質が高く評価されています。

千代田区で洋菓子店を開店

1874年、東京の千代田区に開店した村上開新堂は、パウンドケーキ、ミルフィーユ、クッキーなど、様々な種類の焼き菓子を提供しています。

中でもクッキー缶は特に人気が高く、予約してから実際に手に入れるまで1年近く待つこともあるほどです。

このクッキーのレシピは、3代目店主である村上二郎さんが開発し、日本人の好みに合うよう研究を重ねた結果、今の伝統的な味が確立されました。

村上開新堂が紹介制を採用する理由

村上開新堂が紹介制を採用する理由

村上開新堂は一般の客を直接受け入れるのではなく、完全紹介制による登録制度を設けています。

この紹介制にはどのような理由があるのでしょうか?

「手間ひまかけて作ったお菓子を、心を込めて受け取ってもらいたい」という願いから、紹介制の販売方法が生まれました。

この方式は昭和初期に導入されたと言われています。

創業から続く手作りの伝統のもと、製品一つひとつが丁寧に作られているため、大量生産は不可能で、この点も紹介制を選ぶ大きな理由です。

村上開新堂のクッキー購入方法

村上開新堂のクッキー購入方法

村上開新堂でクッキーを手に入れるためには、特定の手続きを踏む必要があります。

初めに、既存の会員からの紹介が必要で、紹介された後には店の顧客名簿への登録が求められます。

名簿に自分の名前が記載されると、それからクッキーの予約購入が可能となります。

また、村上開新堂では商品の直接購入は不可能で、全て予約購入制です。

予約方法について

  • 電話予約
  • 店頭での予約

上記の2つの方法で予約を受け付けています。

2024年11月現在:村上開新堂クッキーの予約受付と会員制度の最新情報

2024年11月現在:村上開新堂クッキーの予約受付と会員制度の最新情報

2024年11月の時点で、村上開新堂は新規会員の紹介を一時的に停止しています。

これは最近の新規会員の急増により、製造キャパシティが追いつかない状況が生じたためです。

その結果、現時点では商品の購入が可能なのは既に会員登録されている方のみとなっております。

また、既存の会員も購入可能な数量に制限が加えられ、次の予約受付は2025年まで満杯となっています。

2026年の予約状況等の詳細は、村上開新堂の公式ホームページでご確認いただけます。

紹介なしでも購入可能!村上開新堂の製品を手に入れる3つの方法

紹介なしでも購入可能!村上開新堂の製品を手に入れる3つの方法

村上開新堂の洋菓子は通常、会員からの紹介が必要ですが、以下の方法なら紹介なしで購入が可能です。

京都の村上開新堂店舗

京都の寺町通りに位置するこの店舗は、1907年に村上光保の甥、村上清太郎によって創業されました。

清太郎は光保のもとで西洋菓子の製法を学び、ロシアケーキやマドレーヌ、ダックワーズなどを取り扱っています。

店のクッキー缶は創業以来の伝統の味を守りつつ、現在は完全予約制で販売されています。

購入方法:

  • 店頭での予約
  • 電話での予約

デパートの催事とオンラインショップ

京都の村上開新堂の商品は、伊勢丹や高島屋などの百貨店で開催される催事やオンラインストアで販売されることがあります。

特に伊勢丹のオンラインショップではロシアケーキやマドレーヌが取り扱われ、期間限定での販売のため、事前にチェックすることをおすすめします。

山本道子の店

1990年、村上開新堂の東京店の一角に開設された山本道子の店では、伝統を尊重しつつオリジナルレシピで作られた焼き菓子やクッキー、ジャムが販売されています。

店舗での直販のほか、電話予約を通じての購入も可能で、商品の配送サービスも利用できます。

村上開新堂:日本初の洋菓子店の起源と歴史

村上開新堂:日本初の洋菓子店の起源と歴史

村上開新堂は、日本において初めて日本人が設立した洋菓子専門店です。

創業者の村上光保氏は元々、宮廷に仕える家系出身の武士でした。

1870年、明治政府からの指示を受けて、宮中の料理人として西洋菓子と料理の技術を学ぶためにフランス人のもとで修行を行いました。

この修行が後に彼を動かし、洋菓子店を開業するきっかけとなります。

村上氏はこの学んだ技術を生かして、1874年に東京都千代田区で「村上開新堂」を設立しました。

開業以来、この店の洋菓子は時代を超えて現在に至るまで広く愛されています。

まとめ

村上開新堂のクッキーが愛される理由は、その手作りの伝統的な風味にあります。

このお店では会員制を採用しており、新規で購入するには既存会員の紹介が必要です。

会員でない人が商品を購入する場合は、京都の寺町通りに位置する「村上開新堂」や「山本道子の店」がおすすめです。

日本で最も古い洋菓子店として知られる村上開新堂は、創業時から手作りにこだわり、伝統の味を守り続けています。

その誠実なお菓子作りが、時を超えて多くの愛好者に支持されている理由です。

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