この記事では、作り置きパスタを美味しく伸びないようにする方法と、温め直す際のポイントについてご紹介します。
茹でたてのパスタは何とも言えない美味しさがありますが、家庭によっては家族の食事時間がまちまちで、都度茹でるのが大変ですよね。
そんな時、パスタを前もって作っておくことは大いに助かりますが、伸びやすいという問題があります。
ですがご安心を、ちょっとした工夫で、前もって作ったパスタも美味しく食べることができるんです。
例えば、以下のような方法があります:
- 茹で時間を少し調整する
- 茹でる時にたっぷりの塩を使う
- オイルを加えて茹であがったパスタとよく絡める
これらのコツを押さえるだけで、ぐっと美味しくなります。
この記事で紹介するのは、作り置きパスタを伸びないようにする方法と、保存したパスタを温め直すコツです。
作り置きパスタに関する悩みをお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
作り置きパスタを伸びないようにする方法
ここでは、作り置きパスタを、伸びないようにする方法について解説します。
茹で時間を短めに設定する
パスタを茹でてた後水を切っても、いくらかの水分がパスタに残ります。
この余計な水分が吸収されることで、パスタが伸びてしまうことがあります。
そのため、普段の茹で時間から1~2分程度短めに設定して茹でることをおすすめします。
特に、後で温め直す予定がある場合は、茹でる時点で少しだけ硬めにしておくと、温め直す時に適切な柔らかさに仕上がり、柔らくなりすぎるのを防げます。
作り置きをする際には、この「少し短めにして硬めに茹でる」手法が、どのパスタにも適用できる重要なコツです。
パスタを茹でる時に塩を入れる
お湯にたっぷりの塩を加えてパスタを茹でることで、パスタの水分吸収率を下げることができます。
結果として、パスタがゆっくりと柔らかくなり、理想的な「アルデンテ」状態、すなわちちょうど良い歯ごたえのある食感を保つことができます。
この方法は、茹でたパスタが伸びすぎるのを防ぐための効果的な策です。
塩の使用量は、お湯1リットルに対して約15グラムが適量とされています。
通常より多くの塩を使うことへの懸念は理解できますが、パスタが過剰に塩辛くなることはないので、心配はいりません。
茹でたパスタにオリーブオイルを混ぜる
水を切ったばかりのパスタにオリーブオイルをかけてよく混ぜるのは、効果的な方法です。
手元にオリーブオイルがない時は、サラダ油でも代用可能です。
この手順により、オイルがパスタの表面を薄く覆い、不要な水分の吸収やパスタの乾燥を防いでくれます。
これにより、パスタが伸びたり、パサついたりするのを防ぐことができるのです。
さらに、クリームソースを用いたパスタにはバターを、ペペロンチーノや日本風の味わいのパスタにはごま油を使用すると、各々の料理に合った豊かな風味を加えることが出来ます。
茹でたパスタを冷水ですすぐ
パスタを茹でたあとに、冷水でパスタをすすぐ方法は、カロリーや健康が気になる方におすすめです。
茹でたばかりのパスタは熱が残っていて、その熱でさらに柔らかくなってしまうことがありますが、冷水で即座に冷やすことで、そのような余計な加熱を防げます。
この方法では、パスタの表面のぬめりや余分なデンプンを取り除くことができ、それによってパスタ同士がくっつくのを防ぎます。
ただし、冷水ですすいだ後は、パスタが不必要な水分を吸ってしまい伸びてしまうのを避けるために、きちんと水気を取り除くことが重要です。
ソースはパスタと直前に合わせる
パスタにあらかじめソースを混ぜてしまうと、ソースが持つ水分でパスタがもったりとしてしまうことがあります。
そのため、食べる直前にパスタとソースを絡めるようにしましょう。
作り置きに最適なナポリタン
ナポリタンは、先にソースと混ぜておいても、時間がたっても美味しく食べられます。
もちもちとした柔らかい麺が特に良く合うため、前もって茹でておいた麺に最適です。
作り置きを考えているなら、「ナポリタン」のような水分の少ないソースを使ったパスタがおすすめです。
ナポリタンは保存しやすく、お弁当に入れるのにも適しています。
作り置きパスタの温め直し方法
冷蔵庫で保存したパスタを再び美味しく味わうためには、どのように温め直すかが非常に重要です。
作り置きパスタを温める際には、余計な水分を加えることなく適切に柔らかくすることが、結果として美味しさに大きく影響します。
電子レンジとフライパンの2つの方法を用いた、作り置きパスタの温め方について詳しく解説しています。