ふだんの生活の中ではあまり使わない「フィート」という長さの単位。
でも、おしごとや海外の製品を見たり、映画やスポーツの場面では、急に出てくることがありますよね。
たとえば「12フィートの長さです」と言われても、すぐにイメージできない人がほとんどだと思います。
特に日本では「メートル法」を使うことが多いので、「フィート」はちょっとなじみがありません。
そこでこの記事では、「12フィートって何センチ?何メートル?」といった疑問をやさしく説明します。
また、鉄道や船で使われるコンテナに多い「12フィートコンテナ」についても、くわしく紹介していきます。
12フィートは何センチ?
まずは、12フィートが何センチかを見てみましょう。
1フィートは「30.48センチメートル」と決まっています。
だから、12フィートをセンチに直すと、「12 × 30.48 = 365.76センチメートル」になります。
この数字を覚えるのは少し大変かもしれません。
でも、「約366センチ」と覚えておけば、とても便利です。
366センチといえば、大人の背の高さよりずっと長いですね。
たとえば、2メートルのドアよりもかなり長いことがわかります。
12フィートは何メートル?
つぎに、メートルに変えてみましょう。
センチをメートルにするには、100でわるだけでOKです。
さきほどの「365.76cm ÷ 100 = 3.6576メートル」になります。
これも「約3.66メートル」として覚えておけば大丈夫です。
3.66メートルといえば、大型の部屋の横幅くらいの長さになります。
なんとなく広い部屋を思い出せば、それに近いイメージになります。
12フィートは何キロメートル?
さいごに、キロメートルでの長さも見てみましょう。
これはあまり日常では使わないですが、くわしく知りたい人のために紹介します。
「365.76センチ」は、1000で割ると「0.0036576キロメートル」になります。
とても小さな数ですね。
でも、たとえば地図や設計図、科学のデータなど、正確な長さが大切な場所では、こういう単位も必要になります。
長さの換算をまとめた表
ここまで紹介した12フィートの換算を、わかりやすい表にまとめてみましょう。
単位 | 長さの数値 | わかりやすい目安 |
---|---|---|
センチメートル | 365.76 cm | 約366cm |
メートル | 3.6576 m | 約3.66m |
キロメートル | 0.0036576 km | 約0.00366km(3.66メートル) |
フィートって何?どんな単位なの?
「フィート(feet)」という単位は、アメリカやイギリスなど、英語を話す国でよく使われています。
日本ではあまり見かけませんが、世界ではとてもポピュラーな長さの単位です。
ふつうにくらしている中では気づきにくいですが、スポーツや旅行、買い物のときなどに出てくることがあります。
たとえば、アメリカの映画では「身長6フィート」とか、「10フィートのジャンプ!」などのセリフがよく出てきます。
フィートのはじまりと現在のルール
むかしの人たちは、自分の足の大きさを使って長さをはかっていました。
その「足」の長さを「フィート」と呼んだことが、今の単位の始まりです。
今では、1フィートは「30.48センチ」と世界中で統一されています。
だからどこでも同じ長さとして使うことができるんですね。
フィートが使われる場面
フィートは、いろんな場所で使われています。
たとえば、
- 建物の高さを表すとき
- スポーツのフィールドのサイズを示すとき
- 人の身長をあらわすとき
など、いろいろなところで見ることができます。
メートルとのちがいは?
日本では「メートル法」が中心なので、フィートをメートルに直せるととても便利です。
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1フィート ≒ 0.3048メートル
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1メートル ≒ 3.28084フィート
この変換式を覚えておくと、外国製の家具や道具のサイズもすぐにわかります。
日本でのフィートの使われ方
日本ではあまり使わないと思われがちな「フィート」ですが、実はこんなところで使われています。
飛行機の高さをあらわすとき
飛行機がどのくらいの高さを飛んでいるかを言うときには、世界中でフィートを使います。
たとえば、「飛行高度35,000フィート」といった表現です。
これはだいたい10,668メートルくらいです。
貨物コンテナのサイズ
鉄道や港で使われるコンテナにも「フィート」がよく出てきます。
中でも「12フィートコンテナ」は、日本の鉄道貨物でもよく使われています。
このほか、「20フィートコンテナ」や「31フィートコンテナ」などもあります。
どれもサイズをフィートで表しています。
アメリカの製品や家具
アメリカから輸入された家具や道具には、「フィート」や「インチ」で大きさが書かれていることがあります。
だから、日本で使うにはメートル法に直さなければならないこともあります。
映画やドラマでも登場
海外の映画を観ていると、「フィートで高さが○○だ」などのセリフが登場します。
字幕ではメートルに直されていることもあれば、そのままのときもあります。
スポーツではフィートがふつう
特にアメリカで人気のスポーツでは、フィートを使うのがあたりまえです。
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野球:ピッチャーからバッターまでの距離など、フィートで表示されます。
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アメリカンフットボール:1ヤード=3フィートとして使われています。
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ゴルフ:ホールまでの距離をフィートで計ることもよくあります。
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陸上競技:跳んだり投げたりする種目で、記録をフィートで表示します。
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バスケットボール:NBAの3ポイントラインの距離などもフィートです。
教育や学びの場でも
学校の授業で単位の変換を学ぶとき、「フィート」や「インチ」も登場します。
世界でどんな単位が使われているかを知るための、大切な勉強になります。
まとめ:12フィートはどのくらい?
ここまでの内容をおさらいしましょう。
「12フィート」は、以下のように換算できます。
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センチメートル:約366cm
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メートル:約3.66m
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キロメートル:約0.00366km
フィートは、特にアメリカなどでは日常的に使われる単位です。
航空やスポーツ、輸入商品など、さまざまな場面で登場します。
1フィート=30.48cmという基本をおさえておけば、どんな場面でも落ち着いて対応できますよ。