海外では、ペットとしても人気があるデグー。
最近になって日本でも注目されるようになりました。
デグーを飼ってみたいけれど、「懐いてくれるかな？」と不安に感じている人は多いかもしれません。
デグーをこれから飼ってみたい人や、既に家族の一員として迎えた人にとって、デグーがどうしたら懐いてくれるのか知りたいことはたくさんあるでしょう。
そこで、この記事ではデグーに懐いてもらうための役立つ具体的な方法をご紹介します。
テグーが懐いてる証拠は？
テグーが懐くと、飼い主さんとコミュニケーションをとろうとして寄ってきます。
テグーが懐くと、そのかわいい様子からすぐに分かりますよ。
では、デグーは懐くとどんな仕草をみせるのでしょうか？
名前に反応する
なつくと、デグーは自分の名前に反応するようになります。
名前を呼ぶと、その声の方向を向いたり、近づいてくるようになり、これはデグーが飼い主に対して懐いている証拠です。
デグーは特に聴覚が発達しており、記憶力にも優れているため、自分の名前を覚えてそれに応じる能力があります。
この反応を見せられると、飼い主にとっては非常に嬉しい瞬間となります。
飼い主の後をついて行く
飼い主に強い愛情を持つデグーは、追いかける行動を見せます。
少し離れると、追いかけてきて甘えたり、撫でてほしいとねだることもあります。
常に飼い主と一緒にいたいと、ついてくるデグーは、飼い主に深い絆を感じている証明です。
飼い主の手や膝でリラックス
飼い主への信頼が築かれると、デグーは飼い主の手の上や膝の上でくつろぐ姿を見せることがあります。
特に、飼い主の膝の上で眠りにつくデグーは、高い信頼と安心感を飼い主に対して抱いています。
自然界では獲物となりやすいデグーは、通常、自分の守りが固い姿を見せることはありません。
そのため、このように安心してくつろぐ行動は、飼い主への絶対的な信頼の表れと言えます。
愛らしい声で甘える
デグーは多様な鳴き声を使って意思疎通を図る動物です。
例えば、チリチリチュルチュルといった声は、飼い主への甘えのサインとされます。
このような声が聞こえたら、撫でたりマッサージをして応えてみましょう。
デグーはどのぐらいでなついてくれる？
デグーがなつくには、根気よくゆっくりと時間をかけ、コミュニケーションをとることが必要です。
デグーが信頼し、親密な関係を築くことが、なつかせるための重要なポイントとなります。
そのためには、デグーに怖がられるのではなく、安心して頼れる相手になることです。
デグーは人によくなつく！
結論から申し上げると、デグーは人に懐きやすい動物です。
テグーは、齧歯類に属すネズミの仲間です。
ハムスターやチンチラなどのイメージが強いかもしれませんね。
しかし、デグーは高度な知能を持っており、ハムスターやチンチラより人に懐きやすい動物です。
どれぐらいでなついてくれる？
デグーが人に懐くまでの時間は個体差があり、最短で1週間、長ければ半年以上かかることもあります。
この違いはデグーの性格や飼い主の対応方法によって大きく変わります。
好奇心が強く人懐っこいデグーもいれば、内気で慎重なデグーもいます。
慣れるまでの期間は、デグーの個性とそれにどう対応するかによって左右されます。
デグーがなついてくれる4つの方法
前項で、デグーが人に懐くには、テグーの性格、接し方が大切だとお伝えしました。
では、デグーにどのように接すると飼い主へを信頼して仲良くなれるのか、効果的な方法を紹介いたします。
はじめは様子を見るだけでそっとしておく
デグーを新たに迎え入れた際は、最初の一週間はさわったりせず、デグー自身のペースで慣れていくことを優先させましょう。
環境の変化に敏感なデグーは、警戒心を強く持つ傾向があるため、新しい生活に馴染むまでゆっくりと待ち、必要なお世話だけします。
やさしく声掛けする
ケージの外からの優しく声掛けすることも、デグーとの信頼関係の構築に欠かせません。
触ったりせずに、適切な距離感を保ちながら安心できる声のトーンで話しかけましょう。
「優しい声」がポイントです。
大声はデグーを驚かせてしまう可能性があります。
おやつをあげて仲良くなる
テグーと仲良くなる第一歩は、エサをあげることです。
「食べ物をくれる人」という印象を植え付け、テグーはすこしずつ慣れてきてくれます。
そして、次にテグーに好きなおやつをあげることで、ますます距離が縮まるります。
デグーが手から直接おやつを食べるようになったら、信頼関係が確立している証拠と言えるでしょう。
マッサージをする
デグーがある程度飼い主に慣れてきたら、マッサージをしてみるのもいいです。
デグーは仲間同士で毛づくろいをするので、撫でられるのが好きな子もいます。
ただし、触られることが嫌なデグーもいるため、反応を見ながら優しく接することが大切です。
デグーがよりなついてくれる2つのポイント
デグーが人によりなつくポイントは、以下の2つです。
１匹で飼育する方がなつきやすい
デグーは、１匹で飼う方が、飼い主に懐きやすいと言われています。
これは、デグーが群れで生活する習性に起因しています。
野生では家族単位で群れを形成し、相互にコミュニケーションを取ることで生きていくため、複数を飼育するとデグー同士で結びつきが強くなり、人間との絆が希薄になる傾向があります。
一方で、一匹だけで飼育されるデグーは、孤独感から飼い主に強く依存しやすくなり、結果として人になつきやすくなります。
オスの方がなつきやすい
デグーは、オスがメスに比べて人になつきやすいと言われています。
一般的に、オスは温和で人に対して友好的な性格が多く、メスは独立心が強いと言われています。
ただし、この見解はあくまでも一般的なものであり、実際にはデグーの個々の性格でつきやすさが変わります。
デグーにしてはいけないことは？
デグーにとって不快と感じる行為には、無理に触れたり、大声で話すことが挙げられます。
デグーは経験したことを覚えているため、一度不快な思いをさせてしまうと、その後嫌われてしまう可能性があります。
テグーの反応を注意深く見て、不快に感じる行為を避けることが大切です。
無理に触ろうとする
飼い始めたばかりの頃にデグーは特に神経質になっています。
無理に触ろうとするのはやめましょう。
初期段階では、デグーが自分から近づくまで待ち、徐々に信頼を築き上げることが重要です。
もしデグーが怖がって逃げたり、怒った声をあげたり、嫌がる仕草をみせたら、すぐにさわるのをやめましょう。
大きな声
デグーは非常に音に敏感であり、掃除機の響きや玄関のチャイム、カーテンを開け閉めする音といった日常生活の音にも反応します。
デグーのいる場所で大きな声を出すことは、大きなストレスを与え、不安や警戒心を植え付ける原因になります。
そのため、デグーが安心できるような穏やかな環境を常に心がけることが肝要です。
デグーがなつくかどうかは個体差
デグーがどれほどなつくかは、個々の性格によって大きく異なります。
全てのデグーが飼い主と深い絆を結ぶわけではなく、その懐き度合いには個体差があります。
デグーを選ぶ際に重要なのは、最初に出会った時のデグーの反応です。
人間に対して興味を示し、積極的に近づいてくるデグーもいれば、保守的に距離を取るデグーもいます。
距離を保つデグーは、一般的に警戒心が強いか、シャイな性格の可能性があります。
まとめ
この記事を通して、デグーがなつく方法について詳しく説明しました。
デグーと良い関係を築くためには、おやつを使ったり、やさしい声で話しかけたり、やさしくマッサージすることで、積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
デグーが不快を感じている時は、速やかに距離を置いて接することが大切です。
ペットショップでの選び方では、どれだけの数を飼うか、どの性別を選ぶか、そして性格が人懐こいかどうかを慎重に判断しましょう。
デグーと親しくなるまで時間がかかることもありますが、辛抱強い関わりが絆を強める鍵となります。
デグーとの生活を楽しみましょう。
