ハムスターが震えるのはなぜ?ブルブル震える理由と対処法

ハムスターが震えるのはなぜ?ブルブル震える理由と対処法 小動物
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ハムスターを見ていると、たまにブルブルと小刻みに震えている姿を見かけることがありますよね。

「これは寒いのかな?大丈夫かな?」と心配になることも。

ハムスターが震えるには様々な原因があり、それらは主に4つに分けることができます。

この記事では、ハムスターが震える理由の「4つの主要な原因」と、それぞれの「震えの特徴」、さらに「どのように対応すればいいのか」を丁寧に解説しています。

原因をしっかりと見極め、正しい対処法を行うことで、ハムスターとの楽しい生活をより長く続けることができます。

ハムスターがブルブル震える理由とは?

ハムスターが小刻み震える4つの理由と対処法

ハムスターが震えるのには、主に以下の4つの理由が考えられます。

  • 怖がっている
  • ストレス
  • 寒さによる
  • 病気

この記事では、これらの震える理由とそれぞれの特徴、そして適切な対処法について詳しくご紹介します。

ハムスターが震える理由は多岐にわたる

ハムスターが震える理由は多岐にわたります。

人間も同様に、恐怖で震えたり、寒さで震えたり、体調不良で震えたりすることがありますよね。

ハムスターも同じく、さまざまな理由で震えることがあります。

中には、寝ぼけて震えながら歩き回るかわいらしいハムスターもいますが、この記事では「危険な震え」について詳しく説明します。

ハムスターが震えてるの様子を丁寧に観察しよう

ハムスターの震えにはさまざまな原因があるため、震え方もいろいろです。

もしハムスターが震えているのに気づいたら、しっかりと観察してみましょう。

  • 起きている時に全身が震える
  • 立ち上がった時に震える
  • 鳴き声をあげながら震える
  • 力が入ったように痙攣しながら震える
  • 安静時や起きた時にも継続的に痙攣する
  • ケージの隅や角で震える

などの様子に注意してください。

ハムスターが震えている理由:怖いから

ハムスターは恐怖を感じると体を震わせることがあります。

これは振戦(しんせん)と呼ばれ、極度のストレスや緊張が原因で起こります。

この振戦は自律神経が活発に働いているために発生します。

ハムスターがこのように震える場合、それは恐怖や不安を感じている証拠です。

そのため、怖がっているハムスターを見たら、その状況を理解し、適切に対処することが大切です。

怖がって震えてる時の行動

ハムスターが驚いたり、恐怖を感じたりするときに見せる様々な行動には以下のようなものがあります。

高い場所にいるときに震える

ハムスターはもともと地下で生活をしているので、高い場所が苦手です。

人の手によって持ち上げられたときも同様に震えることが多いです。

頬袋から食べ物を出す

恐怖やパニックを感じると、ハムスターは頬袋に溜め込んだエサを吐き出し、逃げやすくするために体重を軽くします。

普段、食べ物を摂取している時はリラックスしていますが、この反応は恐怖によるものであり、エサを出した後はすぐに逃げることが多いです。

立ちあがって震える

何かにびっくりしたとき、ハムスターは突然二足歩行で立ち上がり、その場で震えることがあります。

ケージや部屋の角で振り向きながら震える

部屋やケージの角に急いで駆け寄り、そこで振り返りながら震えることがよくあります。

静止しての震える

恐怖を感じると、ハムスターは動きを止め、ただ震え続けることがあります。

このとき、彼らは恐怖が消え去るのを静かに待っています。

怖がって震えている時の対処法

ハムスターが震えるのは、新しい環境や飼い主の影響が関係していることが多いです。

接触を控えめに

新しい家に慣れるまでのハムスターは、環境の変化に敏感です。そのため、最初は触らずにじっくりと慣らすことが大切です。

環境の調整

ハムスターの居住空間では、過度な騒音、振動、強い光、または強烈な臭いを避けることが重要です。

散歩のエリアを段階的に広げる

ハムスターを部屋で初めて散歩させる際には、慣れない環境に恐怖を感じさせないように、まずはケージ周辺から少しずつエリアを広げていくと良いでしょう。

ハムスターにさわりたい気持ちは分かりますが、自分から信頼を寄せてくるまで待つことが肝心です。

ハムスターが震えている理由:ストレスで

意外と知られていないかもしれませんが、ハムスターは非常にストレスを感じやすい動物です。

そして、ストレスは時に健康に深刻なダメージを与える可能性があります。

ストレスによる震えではないかを確認して、ストレスを解消してあげることが大切です。

ストレスの震えている時の行動

ストレスを感じているハムスターは、次のような行動をします。

  • 鳴き声あげて震える
  • なにも理由がないのに震える

鳴き声をあげて震えるのは、ストレスによる不快感や憤りを示しています。

驚くべき出来事がないにもかかわらず震えている場合は、ストレスで震えている可能性が高いと考えられます。

ストレスで震えている時の対処法

ハムスターがストレスを感じる原因は多岐にわたりますが、主に次の要因が考えられます。

  • 新しい環境へ順応できない
  • さわりすぎてる
  • 室温が適切でない
  • ゲージ内や巣箱が汚れている
  • 自分の匂いが消えた
  • 十分な運動ができていない

これらの問題に対処するには、ゲージ内の状態(トイレや巣箱の清潔性、運動器具)やゲージの設置場所の見直しから始めましょう。

ハムスターを迎えたばかりなら、さわらずに静かに観察し、環境に慣れさせることから始めましょう。

ハムスターが震えている理由:寒いから

ハムスターは寒さに非常に敏感な動物です。

冬など気温が下がる時期には、体を震わせる姿をしばしば目にします。

理想的な温度は20℃から26℃の間で、この温度を下回るとハムスターは震え始め、その活動も鈍くなります。

寒くて震えている時の行動

寒くて震えているハムスターは、次のような行動をします。

  • 巣箱で体を丸めて震える
  • 室温が20℃以下になる
  • 体全体で震える

まず室温を確認して下さい。

20℃以下になっていれば、寒くて震えている可能性が高いです。

寒くて震えている時の対処法

すぐ部屋を温める必要があります。

  • エアコンを使う
  • ストーブを使用し、さらにケージの上に保温用の布をかける
  • ヒーターをゲージの近くに置く
  • 使い捨てカイロを蓋つきのプラスチックケースに入れてゲージ内に置く
  • 人肌に温めたお湯を入れたペットボトルをゲージに置く

特に、外出中や夜間など、誰もいない時間帯の温度調整は重要です。

巣箱を用意することも、ハムスターが自分で寒さを調整するのに役立ちます。

巣箱内でハムスターは床材を自由に出し入れし、自分に必要な量を調整できます。

これにより、ハムスターは自然に寒さをしのぐことができます。

ハムスターが震えてるのは、病気の可能性も

「怖がっている」「ストレス」「寒さ」のどれにも該当せず、他に痙攣や下痢、嘔吐が見られる場合は、「病気」である可能性が高いです。

病気による震えの特徴

病気の場合、震えには以下のような特徴があります。

  • 震えが激しく、上下左右に動いている
  • 起きている時も安静時も痙攣が続く
  • 震えと共に鳴き声をあげたり、吐き気や下痢が見られる
  • 歩くとふらつき、立ち止まると震える
  • チョコ、ネギ、アボカド、玉ねぎを食べた(中毒症状)

これらの特徴は、単なるブルブル震えではなく、ガクガクと激しく震えたり、他の症状を伴うことが多いです。

病気による震えへの対処法

病気で震えている場合は、できるだけ早く病院へ連れて行きましょう。

診察を受ける際は、次のような情報を事前にまとめておくと役立ちます。

  • 震えが始まった具体的な時期
  • 震える際の具体的な状況や様子
  • 既に試した対処法とその結果

この情報を獣医師に伝えることで、より迅速かつ的確な診断が可能になります。

病院へ連れて行く際には、ハムスターを怖がらせたり、ハウスから離れてストレスを感じさせないよう、優しく扱うことが大切です。

そのまま様子を見て一晩待つと、命に関わることもあるので注意が必要です。

ハムスターが飼い始めに震える時の対処法

新しい家に来たばかりのハムスターは、環境の変化に非常に敏感で、ペットショップから新しいケージへの移動は大きなストレスとなります。

臆病な性格のハムスターは、飼い主の注目を受けるだけでストレスを感じることがあります。

新しい環境に慣れるまで、ハムスターをできるだけそのままにしておくことが大切です。

ハムスター飼い始めの注意点

新しくハムスターを迎えた最初の一週間は、以下の点に注意してケアしましょう。

控えめな掃除を心掛ける

ハムスターのケージを掃除する際は、床材を全部取り替えたり、ケージ全体を水で洗うなどの大掛かりな清掃は控えましょう。

日常的には、トイレの砂を交換する、餌箱を洗うといった軽い清掃で十分です。

ハムスターが休んでいる間に、できるだけ静かに掃除を行い、彼らが驚かないよう注意することが望ましいです。

ハムスターに触れないようにする

ハムスターの愛らしさに触れたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、新しく飼い始めた頃のハムスターは、飼い主の手を恐れる傾向があります。

手が近づくと「怖い」と感じたり、「攻撃される」と誤解することもあります。

無理に掴むと、その手を不快なものと認識してしまい、将来的な信頼関係の築きにくさに繋がる可能性があります。

そのため、ハムスターのケージを設置する場所は、静かで安定していることが重要です。

ケージの設置場所を慎重に選ぶ

ハムスターは音に非常に敏感です。

そのため、ケージの場所は静かで安定感のある環境を選ぶことが重要です。

テレビやオーディオのそば、またはドアの開閉が頻繁に行われる場所は避けましょう。

これらの場所では振動や騒音がハムスターにストレスを与えることがあります。

さらに、ケージは直射日光が当たらない、比較的暗い場所に設置することをお勧めします。 

まとめ

ハムスターの震えには、主に以下の4つの原因があります。

  • 怖がって
  • ストレス
  • 寒さによる
  • 病気

ハムスターの寿命は平均して約2年半と短いため、彼らとの共に過ごす時間を最大限に楽しく、健康的にするためには、これらの震えの原因を正しく理解し、適切な対処を行うことが非常に重要です。

特に飼い始めの1週間には注意が必要です。

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