原稿用紙の横書きと縦書きでの数字と小数点の書き方|英語、単位、括弧も

原稿用紙の横書きと縦書きでの数字と小数点の書き方|英語、単位、括弧も くらし
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作文や小論文に使う原稿用紙の記述ルールは、時に理解しづらい部分があります。

数字や小数点をどのように書くかは特に重要です。

これを事前に学んでおくと、レポートや論文を書く際にスムーズに進めることができます。

この記事では、原稿用紙の横書きと縦書きでの数字や小数点の正しい記載方法について詳しく解説します。

また、単位や特殊記号の書き方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

原稿用紙で横書き時の数字の書き方!3桁の場合はどうする?

原稿用紙で横書き時の数字の記載方法!3桁の場合はどうする?

原稿用紙を使う際には、例えば文章の始まりには句読点を置かないなど、さまざまな細かい規則があります。

数字を横書きで記入する場合も、特別な注意が必要です。

通常、「123」のように算用数字を使って記載しますが、「45人」や「2024年」といった形でそのまま記載します。

ただし、3桁以上の数字を記載する際には注意しなければなりません。

例えば「123日」と書きたい時は、最初のマスに「12」と記入し、次のマスに「3」と入れる必要があります。

一つのマスに入れられる数字は2桁までと限られています。

また、金額を書く場合、「3,600円」と記載する時は、最初のマスに「3,」、次に「60」、さらに次に「0」と入れ、最後に「円」と書きます。

このような書き方は間違いやすいため、慎重に記載することが重要です。

原稿用紙縦書きの正しい数字の書き方

原稿用紙縦書きの正しい数字の書き方

現代では横書きで文書が作成されることが一般的ですが、縦書きの原稿用紙を使用する際は少し特別な注意が必要です。

縦書きでは、数字を表記するときに漢数字を使用するのが通例です。

例えば、「500人」を記載する際には「五百人」と漢字で、また「265個」は「二百六十五個」と表記します。

最近では縦書きの文書でも算用数字の使用が見られるようになっていますが、基本は漢数字の使用が推奨されています。

縦書きを使用する際は、これらの表記ルールに気をつけましょう。

西暦の書き方:横書きと縦書き

西暦の書き方:横書きと縦書き

ここでは西暦を横書きと縦書きでどのように書くべきかを詳しく説明します。

横書きの場合

前項でも触れましたが、横書きでは一般的に数字は算用数字で表記され、西暦も同様です。

たとえば「2024年」の場合、「20」と「24」をそれぞれ別のマスに入れる方法が正しいです。

縦書きの場合

一方、縦書きでは漢数字を使用し、1マスに1文字ずつ配置するのが基本です。

同じ「2024年」を例にすると、「二」「〇」「二」「四」を各マスに分けて記入します。

横書きと縦書きで西暦の書き方にはこのような違いがあるため、文書を書く際は適切な方法を選んでください。

英語、数字及び小数点の書き方:縦書きと横書き

文書を書くときには、英数字や小数点をよく使います。

それぞれの書き方には特定の方法があります。

横書きと縦書きでの正しい入力法をここで説明します。

横書きの場合

●英数字

横書き文書では、通常2つの半角数字を1つのマスに配置します。

例えば「2024年」を書く際には、「20」と「24」をそれぞれ異なるマスに記入します。

●小数

小数点を含む場合も、小数点を半角として扱い、それと数字を同じマスに入れます。

例として「0.25」では、「0.」を最初のマスに、「25」を次のマスに入れます。

縦書きの場合

●英数字

縦書きでは、基本的に漢数字を使用しますが、英数字を書く必要がある場合は、各文字を全角の大文字で1マスに1文字ずつ配置します。

たとえば「DVD」は「D」「V」「D」を各々1マスずつに入れます。

英語の単語を記述する場合は、例えば「Japan」では、「J」を大文字で1マスに配置し、残りの小文字を2文字ずつ半角で1マスにまとめて「ap」「an」と分割します。

●小数

小数点を縦書きで記入する際は中黒(・)を使用し、例えば「0.65」は「〇」「・」「六」「五」をそれぞれ1マスずつに分けて記入します。

横書きと縦書きでの表記方法が異なるため、適切な形式を用いることが重要です。

文書作成時にはこれらの点に注意してください。

文書での丸括弧、鉤括弧、引用符の書き方

文章を作成する際に使用する丸括弧、鉤括弧、引用符の使い方を解説します。これらの記号は横書きでも縦書きでも使用方法が似ています。

丸括弧(まるかっこ)と鉤括弧「かぎかっこ」の書き方

丸括弧や鉤括弧を使う時は、基本的に一マスに一つの記号を入れます。

括弧内で改行が必要な場合がありますが、始めの括弧は行の終わりに来ないように注意してください。

避けられない場合は、文の次の行の初めに移動させます。

終わりの括弧は、行の始めに来ないようにするため、前の文字と同じマスに入れるのが望ましいです。

“引用符”について

引用符は主に英語などの外国語文献で使用されることが多く、日本語の文書では一般的には使われません。

日本語での引用には鉤括弧が用いられます。

直訳文や特定の台詞を引用する際には、これを使用することがあります。

引用符は前後に一つのマスを必要としますが、これも括弧と同様に行の端に配置しないようにし、開始引用符が行末にある場合には、それを次の行の始めに移動させる必要があります。

文書内での単位と記号の正確な書き方

ここでは、文書で使われる単位と記号の表記方法について解説します。

「cm(センチメートル)」

<横書き時の表記>

通常、単位は略記号(例:cm)を使用し、1マスに収めます。

<縦書き時の表記>

縦書きでは、単位をカタカナ(例:センチメートル)で書くことを推奨します。

英字表記は避け、適切な日本語に置き換えることが好ましいです。

カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンについて

●カンマとピリオド

横書きでは、カンマは読点として、ピリオドは句点の役割を担います。

一般に1マスに1つを置くようにし、これを行頭に配置しないことが大切です。

行頭に置く必要がある場合は、行末の文字のマスに入れることが一般的です。

この規則は横書きと縦書きの両方で共通です。

●コロンとセミコロン

これらは主に英語で用いられる記号であり、縦書きの文書では一般的に使用されません。

まとめ

横書きの原稿用紙に数字を入れるときは算用数字(「123」など)を使い、縦書きでは漢数字(「一二三」など)を使用します。

縦書きで西暦や年号を書く際には、「二〇二四年」のように、十や千といった大きな単位を使用せずに表記することが推奨されます。

また、記号を使う場合は行頭や行末での配置に特に注意が必要です。

これらのルールは複雑ですが、不明な点があれば調べながら正確に書くことを心がけましょう。

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