バナナをより長持ちさせる保存方法はあるのでしょうか?
この記事では、保存の温度帯【常温・冷蔵・冷凍】に応じたバナナの最適な保存法と、適切な消費期限の目安を紹介します。
バナナを長持ちさせるには?
バナナは手で皮をむくだけで食べられる手軽さと栄養満点で、朝ごはんやおやつとしてに家庭でよく食べられています。
そのため、いつでも食べられるように買い置きされている方も多いでしょう。
しかし、そのまま置いているとすぐに色が変わり、柔らかくなってしまうことが問題です。
適切な保存方法に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
そこで、バナナをより長く、新鮮に保つための効果的なポイントを3つお伝えします。
温度を考慮する
バナナは温度の変動に大変敏感な果物です。
したがって、極端に高い温度や低い温度から守ることが、その鮮度と品質を維持するうえで極めて重要になります。
夏などの暑い季節には特に注意が必要で、バナナが傷みやすくなるため、適切な管理が求められます。
バナナは本来、温かい気候の地域で育つフルーツであるため、寒い環境下ではうまく熟成しないことがあります。
もし緑色のまだ熟していないバナナを購入したら、それが黄色くなって熟れるまでは室温で保存し、その後は冷蔵して保存するようにしましょう。
このようにして温度管理を行うことで、バナナを長く美味しく楽しむことができます。
バナナを個々に分けて保存する
バナナを新鮮な状態で長持ちさせたいなら、束でなく個別に保存するのが良い方法です。
一緒に保存すると、バナナはエチレンガスを出し続け、それが周りのバナナを早く熟させてしまうためです。
バナナの熟成を遅らせたい場合は、買ってきた後すぐにそれぞれを分けて保管しましょう。
カットしたバナナは冷凍する
バナナをカットすると空気の接触により酸化しやすく、その結果、見た目が黒ずんでしまうことがあります。
この変色を防ぐために、カットした直後のバナナにレモンの汁をかけて酸化の速度を落とし、冷凍することで酸化を防ぐことができます。
バナナを常温で保存する方法
売られているバナナにはまだ熟していない、緑色がかったバナナを見かけます。
バナナが黄色く熟すには、室温で保管する必要があります。
常温で保存する場合は、バナナスタンドで吊り下げての保存がおすすめです。
テーブルの上などに直接置いてしまうと、重みで押しつぶされてしまい、黒く変色したりして見た目も悪くなります。
しかし、バナナスタンドを使用すれば、このような問題を防ぎながら、適切な通気を確保しつつ保存することができます。。
もしバナナスタンドがなければ、S字フックで代用する方法もあります。
このように吊り下げておくことで、均等に熟成させることができます。
ただし、夏などの気温が25℃を超えるような時期には、室温での保存を控え、バナナが過熟しないよう冷蔵庫での保管をおすすめします。
バナナを冷蔵室で保存する方法
バナナは13度以下の温度で保存すると、低温が原因で皮が黒くなることがあり、通常は冷蔵での保存を避けるのが一般的です。
しかし、正しい方法で行えば、バナナを冷蔵庫で上手に保存することができます。
特に温かい季節や既に十分に熟しているバナナには、冷蔵保存がおすすめです。
こちらでは、バナナを冷蔵庫で長持ちさせるための2つの保存方法をご紹介します。
バナナのヘタをラップかアルミホイルで包む方法
バナナの熟れさせるエチレンガスは、ほとんどがヘタから発生します。
このため、バナナを長持ちさせるためには、冷蔵時にヘタをラップやアルミホイルで包むようにします。
これによりエチレンガスの放出を減らし、バナナが傷みにくくなります。
バナナ全体を包んでしまうと、エチレンガスや熱が中に溜まってしまい、夏などの暑い時期は特に腐敗が進みやすくなります。
したがって、バナナのヘタ部分のみを包み、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
野菜室を使ったバナナ保存法
バナナは気温が13度以下になると、低温で皮が黒くなります。
そのため、温度がやや高めに保たれる冷蔵庫の野菜室での保存をおすすめします。
バナナを新聞紙でくるんでから野菜室に入れると、新鮮さをより長く保つことができます。
ただし、適切に冷蔵してもバナナの保存期間はそう長くはありません。
購入してから2~3日のうちに食べ切るようにしましょう。
バナナを冷凍庫で保存する方法
バナナを事前にカットした後や長期間保存したい際に最適な方法は冷凍です。
冷凍することで、バナナがシャーベットみたいにして味わえます。
この方法は夏の暑い時期に特に適しており、冷たくて美味しいバナナを楽しむことができます。
バナナをカットして保存する方法
バナナを冷凍で保存する際の手順を詳しく説明します。
バナナの皮を剥いた後、口に入れやすいサイズに切り分けます。
切ったバナナには、酸化を防ぐために少量のレモン汁をかけてください。
その後、バナナが一つ一つ引っ付かないように平坦にしてジップロックバッグなどの保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍します。
この方法で保存したバナナは、およそ1ヶ月間風味を損なうことなく保存可能です。
必要な時に必要な分だけ取り出せるため、とても便利に使えます。
冷凍バナナは自然に解凍しても美味しいですが、凍ったままの方がさっぱりとしておすすめです。
バナナを皮をむいてラップで包んで保存する方法
- まずはバナナの端を切り落とします 酸化を避けるために、レモン汁を軽く振りかけます。
- バナナが空気にふれないように、個々にプラスチックフィルムで丁寧に包みます
- 包んだバナナを冷凍用の保存袋に入れ、冷凍庫で保存します
この手順により、冷凍したバナナは約1か月間美味しさを保つことができます。
解凍せずにそのまま食べるのがおすすめです。
まとめ:バナナを長持ちさせるには:
この記事では、バナナを長持ちさせるための保存方法を【常温/冷蔵/冷凍】別に詳細に解説しています。
バナナは温度に敏感で、特に夏場の暑い時期には適切な保存方法が求められます。
常温保存は、熟成を促すために適しており、バナナスタンドやS字フックを使って空気の流れを確保することがポイントです。
冷蔵保存の場合、エチレンガスの放出を抑えるために茎をラップやアルミホイルで包む方法や、温度が高めの野菜室を利用する方法が有効です。
一方、冷凍保存はカットしたバナナをレモン汁で酸化を防ぎつつ、ジップ付きの袋で空気を抜いて保存することで、約1ヶ月間の長期保存が可能となります。
これらの方法を利用することで、バナナを便利に美味しく保つことができ、暑い時期でも冷凍したバナナをシャーベットのように楽しむことができます。